【この中間(7/21~8/20)の主な調整メニュー】

角馬場での準備運動(長目の常歩、速歩、ハッキング~軽目キャンター)の後、坂路とダートコースを併用した、長目による普通キャンター調整

(坂路;ハロン20~18秒程、ダートコース;ハロン22~20秒程)

*追い切り;週1回 坂路3ハロン45秒程(15-15)

※調教時は7~8頭程度、2列縦隊での集団調教主体。追い切り時は2~3頭併せ

+週2回 トレッドミル調整(常歩、速歩~軽目キャンター 勾配3~5%)

 

【調教時の状態】

調整メニューにつきましては、引き続き坂路とダートコースを併用した、長目乗り込みによる基礎体力の底上げを重点に、週1度は坂路で3ハロン45秒程(15-15)の軽目の追い切りも取り混ぜておりますが、こちらも今月に入りましては、急激な猛暑に見舞われており、日によってはメニューを軽目に控えるなど、疲れや覇気落ち等のダメージを残さぬよう留意しております。

*先月からの進境

幼さが残る馬体からも、まだ全体的に非力な印象は否めませんが、従順で真面目な性格からも日々一所懸命に励んでくれており、移動元様でセール照準で仕上げられていただけに、操作性の良さに加え、自らハミを取っての前向きさがありますし、動き自体も少しずつ力強さが加わってきております。明らかに良くなってくるのはもう暫く先の印象ですが、コツコツと努力できるタイプだけに、一歩ずつ前進してくれものと見ております。

*直近の課題・細かな注文

上記通り、メニュー自体はソツなくこなしてくれておりますが、厩舎様への入厩を意識した際には、幼さの残る馬体:サイズ的には水準レベルながら体形からもまだ幼く、全身に緩さが感じられ、その点からも全体に多少非力な印象で、牡馬にしてもうワンパンチの力強さが欲しいところです。そのため、あとはどこを修正するというのではなく、この夏場の乗り込みの中で、ご愛馬自身の肉体面での、馬体に実が入るなどの成長による後押しも待ちながら、自然な形での全体的なレベル・アップが図れていければ良いものと見ております。

 

【体調面・馬体各部位の状態】

体調面につきましては飼葉食いを含め良好で、馬体各部位にも問題はございません。

馬体につきましては、測尺からは先月からの主だった進境はございませんでしたが、酷暑時期の最中に

おきましても体重を減らさず、全身の肉付きや張り艶等も良い状態を維持できております。

 

【当面の予定】

上記で触れさせて頂いております通り、現状の暑さに留意しながら、厩舎様へのお送りを目標に、調整を継続してまいります。

※8月6日には谷調教師にご愛馬の状態を確認いただいております。